院内紹介
診察室
壁で区切られた半個室のお部屋で診察いたします
動物同士のトラブルを避けるため、隣の診察室の様子は見えないようにしています。
診察室に入って正面は開けているので、閉塞感はありません。
診察台は体重計を兼ねていて、乗るだけで体重を測ることが出来ます。どうしてもじっとできない子は抱っこして測る場合もあります。
診察室の横には各種検査機器が並んでいます
症状に合わせて内臓機能・電解質バランス・血球のバランス・免疫反応・急性の炎症反応に異常が出ていないかなどを見る血液検査をはじめ、尿検査や便検査なども院内でいたします。
また、手術など出血を伴う処置をする前には、問題なく止血ができるかどうか(血が固まりにくくないか)を調ベてから処置するようにしています。
外注検査でしか調べられないものもありますので、その場合は結果が出るまで数日かかることもあります。
検査結果によっては、超音波やレントゲンなど複数の検査を合わせて診ることで診断がつく場合があります。
レントゲン室
読影のしやすいDR装置
従来から使われてきたレントゲンフィルムに撮影するものではなく、X線センサーの上で撮影することにより直接デジタル処理を行ない、即時画像化しています。
レントゲンフィルムに現像したものは時間経過とともに劣化が生じますが、データ化されているので変わらない画質で見直すことが可能になりました。
現像する時間がかからずに鮮明な画像を見られるので、迅速で正確な診断のために役立っています。
骨格だけでなく、内臓・肺・心臓の大きさや、膀胱や消化管の造影検査など多目的な検査に対応しており、データは各診察室で飼い主様と一緒に確認することができます。
超音波診断装置(日立 ALOKA ARIETTA 850)
当院では最先端の超音波診断装置を導入しており、従来に比べ画質もより鮮明になりました。
毛が密な子は毛刈りが必要になる場合もありますが、仰向けや横に寝た状態でプローブを当てるだけで診ることができるので、患者さんの痛みも伴わない検査です。
超音波は、腹部(胆嚢・肝臓・腎臓・膀胱など)や胸部(心臓・胸腔など)の様々な臓器の形態診断に優れています。
血流の有無や逆流の程度など、身体の中の動きをリアルタイムで診ることのできる検査ですが、超音波が届きにくいところや腸管内に物がたくさんあるときは見えにくい場合もあります。
手術室
麻酔器、心電図モニターで安全な麻酔を維持します
手術中の心電図、血圧、酸素飽和度などバイタルチェックは定期的に記録して、身体の変化を見逃さないようにしています。
変化があればその都度獣医師と看護師で情報共有し、必要な場合は適切に対処します。
吸入麻酔薬は基本的にイソフルランを使っており、麻酔の覚めもスムーズです。
超音波メス、電気メスで出血は最低限に
電気メスと超音波メスはどちらも組織や血管を凝固止血する装置です。
電気メス:出血部位をはさんで電気を流すことにより、熱エネルギーで凝固させ止血します。
超音波メス:切開部位をはさんで超音波振動のエネルギーを伝達し、凝固させながら切開します。
待合室
ガラス張りで開放感のある待合室
外待合いでは花壇のお花を見ながらお待ちいただけます。
お花屋さんが季節のお花を植えてくれています。
トリミングルーム
眺めの良い明るいトリミングルーム
ステンレスにすのこを敷いたシャンプー台
入院舎・ICU
入院・ペットホテルは原則的に一部屋一匹の個室です
呼吸状態が悪い時に入っていただくICU
重症動物の治療管理をより高いレベルにする為、酸素濃度、温度、湿度をその子の状態に合わせて調節できます。