よくみられる症状
消化器疾患
主な症状:下痢、血便、嘔吐、便秘など膵炎
犬では嘔吐・下痢・食欲不振・腹痛を示すことが多く、高脂血症や内分泌疾患などのある子に起こりやすいと言われています。
また、脂肪分の多いものや刺激の強いものを食べてしまうと、発生するリスクがあるとも言われています。
膵炎の重症度は様々で、軽度の症状しか出ないこともあれば、激烈な症状を伴い、命に係わるような状態に陥る場合もあります。
同じような症状の病気が多いため、血液検査や超音波検査などを行い、診断します。
治療は、動物の状態により、輸液や消炎剤、吐き気止め、痛み止めなどを投与します。重度の場合は入院治療を行うことが多いです。
猫では、症状がほとんどない慢性膵炎が一般的に多いと考えられていますが、急に悪化して酷い症状が出ることもあります。
また、胆管炎や炎症性腸疾患との関連が示唆されており、注意が必要です。
巨大結腸症
皮膚疾患
主な症状:痒み、発赤、脱毛、頭を振る、かさぶたができている外耳炎
皮膚炎
泌尿器疾患
主な症状:頻尿、血尿、おしっこが臭う尿石症
膀胱炎
循環器疾患
主な症状:咳、呼吸困難、運動不耐性心不全(僧帽弁閉鎖不全症、心筋症など)
気管虚脱
生殖器疾患
主な症状:メス⇒おりものが出る、多飲多尿、しこりができた/オス⇒尿・便が出にくそう、血尿子宮蓄膿症・乳腺腫瘍
前立腺肥大・会陰ヘルニア